旧家再生研究所 Produced by 住友林業ホームテック > フォトギャラリー「旧家の意匠」 > 建具
歴史ある家には、かつての職人たちの技が生きています。現代の科学では計り知れない、人の手にしかできない精密な技術や、
日本独自の芸術的なデザインが随所に見られます。伝統的なものが失われつつある現代において、旧家(古民家)をリフォームして住み継ぐということは、文化を次世代に伝承するということでもあるのです。
建具は、建物の開口部に設けられる開閉機能を持つ仕切り。出入のほか、通風、採光、遮音、防犯などさまざまな用途に応じて、デザインも多岐にわたっている。細かい細工は日本人の真骨頂。単に機能を果たすだけではなく、意匠にも凝ったものが多い。旧家(古民家)のリフォームの際には、断熱の観点から既存の建具をサッシに交換することもあるが、その美しさは捨てるに忍びないため、ほかの場所に移設して再利用されることが多い。