旧家再生研究所 Produced by 住友林業ホームテック > フォトギャラリー「旧家の意匠」
歴史ある家には、かつての職人たちの技が生きています。現代の科学では計り知れない、人の手にしかできない精密な技術や、
日本独自の芸術的なデザインが随所に見られます。伝統的なものが失われつつある現代において、旧家(古民家)をリフォームして住み継ぐということは、文化を次世代に伝承するということでもあるのです。
梁とは、建物の水平方向に架けられ、屋根や床の荷重を柱に伝える材のこと。梁の端に柱がある「大梁」と、柱に直接つながっていない「小梁」とに大別できるが、架け方によってさまざまな呼び名がある。旧家(古民家)の梁は太くて逞しいが、実は梁は、その固さで家を支えているのではなく、曲がろうとする力と曲がるまいとする力のバランスで支えているのである。旧家(古民家)の梁には曲がり木を使ったものが多く、意匠としても美しい。