旧家再生研究所 Produced by 住友林業ホームテック > フォトギャラリー「旧家の意匠」 > 屋根
歴史ある家には、かつての職人たちの技が生きています。現代の科学では計り知れない、人の手にしかできない精密な技術や、
日本独自の芸術的なデザインが随所に見られます。伝統的なものが失われつつある現代において、旧家(古民家)をリフォームして住み継ぐということは、文化を次世代に伝承するということでもあるのです。
屋根は、雨や雪、強風や日差し、気温の変化、粉塵などから家を守る役割を担っている。屋根のデザインは、その土地の気候風土によってさまざま。素材も、茅、藁、瓦などに分かれる。また、軒下の梁をはじめ、あまり見えないところに、強度とは関係ないにもかかわらず意匠を施したものが多く、屋根自体のフォルムと共に、ぜひ残したいもののひとつだ。リフォームの際、歴史を刻んだ瓦の一部を外装や内装の一部に用いる人もいる。